新馬戦予想のコツとは?初心者でも分かる方法と注目ポイントを解説

新馬戦は、競走馬にとっては初々しいデビュー戦ですが、いざレースを予想すると、過去のレース実績がないため難しく感じる人も多いです。

しかし、新馬戦ならではの予想のポイントを抑えれば意外と収支を上げられます。

当記事では、新馬戦と通常のレースの違いを解説したうえで、新馬戦予想のコツやポイントを解説します。

新馬戦と通常のレースの違いとは?

新馬戦は、競走馬が初めて出走するレースで、通常のレースとはいくつか異なる特徴があります。

最初に新馬戦と通常のレースの違いについて解説します。

  • 新馬戦はデビュー戦のレース
  • 2~3歳しか出走できない
  • 開催時期が決まっている

新馬戦はデビュー戦のレース

新馬戦は、競走馬のデビュー戦です。

ほとんどの競走馬が新馬戦からデビューを果たし、G1馬を目指して実績を残します。

新馬戦に出走する馬は、全頭過去のレース経験がなく、全く同じ条件でスタートします。

そのため、のちのG1馬や未勝利馬が一堂に集結する、ある意味稀少な舞台といえるのです。

なお、予想に関しては過去の戦績が一切ないため、血統や騎手、馬体などの情報が重要になります。

2~3歳しか出走できない

新馬戦は、2歳馬か3歳馬のみが出走します。

4歳以上の馬は、例えレース経験がなくても新馬戦の出走はできません。

なお、新馬戦を敗れた馬は、次走以降未勝利戦から初勝利を目指します。

新馬戦を敗れたとしても、未勝利戦で勝利し、その後G1馬になった馬は数多くいます。

新馬戦は、勝てるに越したことはありませんが、仮に敗れても昇級できるチャンスはいくらでもあるので敗れてもそこまで影響はありません。

開催時期が決まっている

新馬戦は、開催時期が決まっています。

中央競馬における新馬戦の開催時期は2歳の6月から3歳の2月ごろまでです。

そのため、夏からの半年間は新馬戦の番組が多く組まれます。

競馬ファンや競馬関係者にとっては、新世代の競走馬がデビューする時期として期待が高まるのです。

なお、新馬戦のデビューに間に合わなかった馬は、未勝利戦でデビューします。

数は多くないですが、未勝利戦デビューで勝利し、その後重賞馬になった馬もいるので、デビューが遅れたとしても巻き返しは可能です。

新馬戦が通常レースより狙いやすい3つの理由

新馬戦は戦績のない馬が集結する、特殊なレースです。

新馬戦が通常レースよりも狙いやすいといわれる3つの理由を解説します。

  • 予想が複雑にならない
  • 出走馬の能力差が大きい
  • ポテンシャルだけで押し切れるケースがある

予想が複雑にならない

新馬戦の最大の特徴は、過去の戦績が一切ないことです。

通常のレースでは、過去のレース内容をベースに予想しますが、新馬戦は戦績がないのでレース分析ができません。

そのため、血統や騎手、調教内容など、レース内容とは関係のない予想が中心となります。

分析データが少ないのは、一見マイナスに思われますが、予想ファクターが少ないためシンプルな予想ができます。

その分、初心者でも予想のポイントを絞りやすいのが新馬戦の特徴です。

出走馬の能力差が大きい

新馬戦は出走馬の能力差が大きいです。

すでに素質の高い馬もいれば、能力の目立たない馬もいるため、ポテンシャルの差が大きく影響します。

例えるなら、ディープインパクトとハルウララが一緒にレースをするようなもので、勝ち上がり制を導入している競馬において、新馬戦ほど能力差の大きなレースはありません。

特に、デビュー前から高く評価されている馬や良血馬は、それだけで勝ってしまうケースもよく見られます。

そのような馬を見つけるだけで、勝ち負けにつなげることも可能です。

ポテンシャルだけで押し切れるケースがある

新馬戦は、競走経験のない馬がレースをするため、レース運びが不慣れな馬も多くみられます。

特に、コーナリングや位置取り、気性難などが出る場合も珍しくないです。

しかし、ポテンシャルが高ければ、走法が未熟だとしても押し切れるケースがあります。

競走馬としての完成度よりも、純粋な能力の高さが結果に直結するため、血統や調教から能力が高いであろう馬を探すことが新馬戦攻略のポイントです。

新馬戦予想が難しい2つの理由

新馬戦は、狙いやすい要素がある一方、戦績がないため難しいレースでもあります。

ここでは、新馬戦予想が難しいといわれる2つの理由について解説します。

  • 予想の情報が限られている
  • 能力の差が分かりにくい

予想の情報が限られている

新馬戦が難しいといわれる最大の原因は、予想情報が限られているためです。

競馬は、過去のデータ分析を通して当てるデータゲームですが、肝心の過去データが新馬戦にはありません。

血統や騎手、調教など、限られた情報でしか判断できないので、通常のレースとは異なる視点の予想が必要です。

また、過去データの分析という競馬の醍醐味もないので、予想好きにとって新馬戦は物足りないかもしれません。

予想情報が限られているのが新馬戦を難しくしている要因なのです。

能力の差が分かりにくい

能力の差が分かりにくいことも予想を難解にしている要因です。

すべての出走馬がレースを経験していないため、実際のレースでの適性や競走能力を判断できません。

調教や血統でおおよその状態や能力を判断できますが、実際に走ってみないと分からない部分も多いのが新馬戦の特徴です。

能力の差が分かりにくい点も新馬戦を難しくしています。

新馬戦予想の5つのポイント

新馬戦は、過去のレースデータがないため、通常のレースとは違った視点で予想する必要があります。

ここでは、新馬戦を予想する際、注目したい5つのポイントを紹介します。

  • 血統を重視する
  • 調教タイムを確認する
  • 騎手の実績に注目する
  • セリ価格をチェックする
  • 追い切りや馬体に注目する

血統を重視する

最初に注目したいのが血統です。

競走馬は、両親の特徴を引き継ぎやすく、一部ではブラッドゲームと呼ばれるほど、血統の要素が強いです。

例えば、父がスピードに長けている馬なら、その能力を仔も引き継ぐ傾向にあります。

特に、父母が現役時代にG1レースを制している場合や、兄弟にG1馬がいれば、その馬も素質の高さに期待できるでしょう。

特に、新馬戦は早熟タイプの血統が好走傾向にあるため、両親の特徴や兄弟の成績に目を向けることが大切です。

調教タイムを確認する

調教タイムも重要なポイントです。

調教というのは、レースに出走する前に行うトレーニングのことで、調教を見ながら競走馬の状態や成長を判断できます。

新馬戦に挑む競走馬は、レース内容がなく、調教でタイムを見るしかありません。

その中でも、追い切りタイムが速い馬はスピード能力に長けている可能性があります。

他の馬と比較して、同じ場所で良い時計を出しているようでしたら、レースでも好タイムに期待できるでしょう。

調教タイムはネットで調べられるので、新馬戦予想の際は参考にしたいです。

騎手の実績に注目する

騎手の実績も新馬戦で役立つファクターです。

競馬は、馬の力が7割、騎手の力が3割といわれるほど、騎手の力量が大きく、強い馬でも騎手の力不足で敗れるケースも珍しくありません。

特に、新馬はいくら能力が高くても走り方や仕掛けの分からない馬もいるので、騎手がサポートしてあげる必要があります。

騎手によっては、特定のコースに強い人もいるので、得意コースに得意騎手が騎乗している場合も激走に期待できます。

セリ価格をチェックする

セリ価格も新馬戦の予想材料で活かせます。

競走馬は、セリで取引されますが、競走馬によってセリ価格は異なります。

具体的には、良血馬や馬体が充実している馬、素質のありそうな馬はデビュー前にも関わらず億を超える金額で落札されるケースも多いです。

逆に、馬体や血統背景が冴えない場合は、安い取引で終わる場合もあります。

セリ価格が高いほど競走馬の能力が高い場合があるので、セリ価格から素質馬を探すのも良い予想方法です。

追い切りや馬体に注目する

追い切りの動きや馬体も新馬戦予想では重要なポイントです。

追い切りはレース前の最終調整のことで、調教と同じくレース前のトレーニングと考えて良いです。

その中で、どのような動きをしているのか、どれだけ馬体が仕上がっているのか、映像を通して判断できます。

馬体のバランスが良かったり、身体の使い方が軟らかい場合は、レースに向けて調子を上げています。

逆に、体が太かったりいまいち冴えなかったり、動きに固さが見られる場合は完成途上かもしれません。

追い切り内容を通して競走馬の仕上がり具合を判断することも、新馬戦予想では有力です。

新馬戦で穴馬を見つける3つのコツ

新馬戦は、出走馬の能力差があるため人気馬が押し切ることが多いです。

しかし、戦績がないがゆえに意外な穴馬が好走するケースもあります。

ここでは、新馬戦で穴馬を見つけるためのポイントを3つ解説します。

  • 血統と馬場適性がかみ合いそうな馬
  • 実力のある鞍上が騎乗している馬
  • 調教内容が良い馬

血統と馬場適性がかみ合いそうな馬

新馬戦では、血統と馬場適性がかみ合った馬が激走する場合があります。

例えば、パワー型の馬で当日雨だった場合、スピード型の馬が苦戦するのを横目に激走して金星を掴むケースも珍しくありません。

血統に関しては、古馬の情報も参考にできます。

当日の馬場条件と血統が一致するようでしたら、例え人気がなくても抑えてみると面白い結果になるかもしれません。

実力のある鞍上が騎乗している馬

新馬戦では、騎手の力量が大きな影響を及ぼします。

特に、実力のある騎手は競走馬の能力を引き出す技術に長けています。

仮に人気がない馬でも、騎手の実力があれば好走に導くケースもたびたび見られるのです。

騎手の実力は、過去の戦績やリーディングから確認できます。

新馬戦を予想する際は、実力のある鞍上が騎乗しているかどうかで判断しても良いでしょう。

調教内容が良い馬

調教内容が良い馬も穴馬候補として注目できます。

人気のない馬でも調教で好時計を記録したり、身体の動きが良い場合は、レース当日も力を引き出せる可能性があります。

また、馬体が充実している場合も、レース本番に向けて順調に仕上がっていると考えて良いでしょう。

最終追い切りで目立った時計や動き、馬体を見せている馬がいるようでしたら、新馬戦でも注目したいです。

競馬場ごとに見る新馬戦の特徴

すべての競馬場は、それぞれ異なるコース形状なので、好走する馬のタイプにも違いがあります。

各競馬場の特徴を理解しておくと、新馬戦で好走する馬を見つけやすくなるでしょう。

ここからは、中央競馬場の特徴をひとつずつ紹介します。

  • 札幌競馬場の新馬戦
  • 函館競馬場の新馬戦
  • 福島競馬場の新馬戦
  • 新潟競馬場の新馬戦
  • 東京競馬場の新馬戦
  • 中山競馬場の新馬戦
  • 中京競馬場の新馬戦
  • 京都競馬場の新馬戦
  • 阪神競馬場の新馬戦
  • 小倉競馬場の新馬戦

札幌競馬場の新馬戦

札幌競馬場は、円形のコースでコーナーは大きいですが直線は短いです。

また、芝コースは全面洋芝でパワーが問われます。

そのため、馬格の大きな馬の活躍が目立ちます。

なお、札幌は直線こそ短いですが、半径が大きいのでコーナーから仕掛けてもスピードは落ちません。

早仕掛けができれば差しが届くケースもあります。

血統的には、芝の場合はパワー型のハービンジャー産駒やキズナ産駒、サトノクラウン産駒が強いですが、早熟のエピファネイア産駒も活躍しています。

ダートは、ヘニーヒューズやドレフォン産駒が優秀です。

函館競馬場の新馬戦

函館競馬場も札幌同様全面洋芝です。

ただし、札幌と違って高低差は大きく、札幌以上にパワーが重要です。

コーナーも札幌ほど大きくなく、直線も中央競馬で一番短いため、逃げや先行馬が押し切るケースもしばしば見られます。

パワー型の馬と前に行きそうな馬に注目すると良いでしょう。

芝と相性の良い血統は、ハービンジャー産駒やキズナ産駒です。

ダートは、ヘニーヒューズ産駒やパイロ産駒の活躍が見られました。

福島競馬場の新馬戦

福島競馬場は、全長が小回りで直線が短いため、先行力が重要です。

芝は洋芝と野芝のブレンドですが、近年は馬場造園の技術も上がり、福島でも時計が出やすくなりました。

そのため、先行力とスピード型の血統に注目したいです。

芝で好走している産駒はモーリス産駒やエピファネイア産駒、短距離ならビッグアーサー産駒も活躍しています。

ダートは、パイロ産駒やヘニーヒューズ産駒、シニスターミニスター産駒が結果を残しています。

新潟競馬場の新馬戦

新潟競馬場は、日本一直線の長い競馬場として有名です。

コースは全面野芝で、直線が長いため、思う存分末脚を発揮できます。

そのため、スピードや瞬発力に長けた馬の活躍が目立ちます。

追い切りで好タイムを出している馬や加速力がある馬は好走に期待できるでしょう。

芝で好走している血統を見ると、エピファネイア産駒やキズナ産駒が強く、ロードカナロア産駒やリアルスティール産駒も優秀です。

ダートは、ホッコータルマエ産駒やヘニーヒューズ産駒、キズナ産駒が活躍傾向にありました。

東京競馬場の新馬戦

東京競馬場は直線が長く、全長も大きいコースで、要所に坂もあります。

スピードだけではなくスタミナやパワーも問われるので、総合力に長けた馬の活躍が目立ちます。

ただ、近年はスローからの終い勝負になることが多く、上がり3ハロン戦で決まることも珍しくありません。

追い切りでキレのある動きを見せていれば、好走に期待できるでしょう。

血統面では、芝はエピファネイア産駒やモーリス産駒、ロードカナロア産駒が強いです。

ダートは、ヘニーヒューズ産駒やダノンレジェンド産駒、サンダースノー産駒が好走していました。

中山競馬場の新馬戦

中山競馬場は、高低差が非常に大きく、最後の直線では勾配のきつい上り傾斜もあるタフなコースです。

また、4大馬場の中では小回りとして扱われており、立ち回りの器用さが求められます。

追い切りでスムーズな脚さばきを見せている馬やウッドコースで器用にコーナリングしている馬がいれば評価したいです。

血統的には、芝はキタサンブラックやエピファネイア産駒、キズナ産駒が活躍していました。

ダートは、ヘニーヒューズ産駒が強く、ホッコータルマエ産駒やルヴァンスレーヴ産駒も結果を残しています。

中京競馬場の新馬戦

中京競馬場では、コース全体が坂になっているのが特徴です。

特に、3~4コーナーは長い下り傾斜に加えてスパイラルカーブが導入されており、外の負荷が大きいです。

最後の直線も中山に次ぐ上り傾斜で非常にタイトなので、スタミナや持久力が問われます。

血統面では、芝はエピファネイア産駒やロードカナロア産駒が好走しています。

ダートは、ナダル産駒やシニスターミニスター産駒が活躍していました。

京都競馬場の新馬戦

京都競馬場は、3コーナーにある3コーナー手前の坂が有名です。

この坂のために坂の手前では仕掛けにくいものの、3コーナーの下りからペースアップしやすく、他の競馬場よりも仕掛けが早くなります。

3コーナーの坂を除けばほぼ平坦なので、持久力に長けたスピード型が有利です。

血統面で見てみると、芝はエピファネイア産駒やキズナ産駒、キタサンブラック産駒の好走例が目立ちます。

ダートはシニスターミニスター産駒やダノンレジェンド産駒、ナダル産駒が結果を残していました。

阪神競馬場の新馬戦

阪神競馬場は、内回りコースの場合は立ち回りの上手さが、外回りコースでは持久力のある末脚が好走に結びます。

内と外で求められる要素が異なります。

ただ、どちらも直線の急な坂を駆け上がらなければならないので、スタミナやパワーも重要です。

血統面で見ると、芝はエピファネイア産駒やロードカナロア産駒、キズナ産駒が活躍しています。

ダートはドレフォン産駒やヘニーヒューズ産駒の活躍が見られました。

小倉競馬場の新馬戦

小倉競馬場は小回りで直線が短いため、基本的に前が有利です。

特に、芝1,200mはスタートからゴールまで平坦か下り坂しかないため、他の競馬場の1,200m戦よりも時計が出やすいレイアウトとなっています。

なお、小倉は芝の開催がほかの競馬場よりも多いため、荒れるのも早いです。

馬場が悪くなれば外差しも決まるため、馬場傾向もチェックしたいです。

芝は、エピファネイア産駒やモーリス産駒、キタサンブラック産駒が活躍しています。

ダートは、ホッコータルマエ産駒やアジアエクスプレス産駒が好走していました。

まとめ:新馬戦予想のコツを押さえて的中を目指そう

新馬戦は、デビュー戦のため過去の戦績がなく、予想が難しいと言われています。

しかし、血統や騎手、調教内容を上手く使えば、好走馬を見つけ出せます。

また、競馬場ごとの特徴を知ることで好走する新馬を見つけることも可能です。

情報が少ないからこそ、限られた情報を上手く使うことで、新馬戦でも的中を狙いやすくなるでしょう。