競馬を始めたばかりの初心者にとって、馬券の買い方は難しく感じるかもしれません。
「どの馬券を選べばいいの?」「いつも負けてばかりで楽しめない」といった悩みを抱えている方もいるでしょう。
しかし、上手な買い方の基本を知るだけで、競馬はもっと楽しく、奥深いものになります。
この記事では、競馬初心者の方でも安心して馬券を選べるように、基本的な買い方のステップから、勝率を上げるための具体的なコツまで、やさしく解説します。
まずは「当てる楽しさ」を実感し、少しずつ競馬の魅力を知っていきましょう。
競馬で馬券の上手な買い方5選

競馬で勝つためには、まず自分に合った馬券の種類を見つけることが大切です。
いきなり難しい馬券に挑戦するのではなく、的中させやすい簡単な種類から始めて、段階的にステップアップしていくのが上手な買い方への近道です。
ここでは、初心者におすすめの5つの買い方をステップ順にご紹介します。
- 「複勝」で3着以内に入る馬を見つける練習をする
- 次に「単勝」で1着になる馬を当てる
- 「ワイド」で2頭を選ぶ練習をする
- 慣れてきたら「馬連」で回収率アップを目指す
- 「3連複」で高配当を狙う
「複勝」で3着以内に入る馬を見つける練習をする
競馬の馬券の買い方を学ぶ最初のステップとして、「複勝」から始めるのがおすすめです。
複勝は、選んだ1頭の馬が3着以内に入れば的中となる、最もシンプルな馬券の一つです。
出走頭数が7頭以下のレースでは2着以内が的中条件となります。
1番人気の馬が3着以内に入る確率は約60%とも言われており、非常に的中させやすいのが特徴です。
まずは複勝で「この馬なら3着以内には来そうだ」という馬を見つける練習を繰り返しましょう。
的中する喜びを味わいながら、レース展開や馬の実力を見極める基礎的な力を養えます。
次に「単勝」で1着になる馬を当てる
複勝で馬を選ぶことに慣れてきたら、次のステップは「単勝」に挑戦してみましょう。
単勝は、文字通り1着になる馬を当てる馬券です。
複勝よりは難易度が上がりますが、その分、配当も高くなる傾向があります。
1番人気の馬が1着になる確率は30〜40%程度とされており、複勝ほど簡単ではありませんが、予想が的中したときの喜びは格別です。
単勝で1着の馬を的確に予想できるようになれば、他の複雑な馬券に応用できる「軸馬」を選ぶ力が身につきます。
自分の予想の精度を確かめるためにも、ぜひ挑戦してみてください。
「ワイド」で2頭を選ぶ練習をする
1頭を選ぶのに慣れたら、次は2頭を選ぶ「ワイド」という馬券に挑戦してみましょう。
ワイドは、選んだ2頭がともに3着以内に入れば的中となる馬券です。
例えば、選んだ2頭が1着と3着、2着と3着といった組み合わせでも的中になります。
3着までに入る馬を2頭見つければよいため、後述する「馬連」よりも的中させやすいのが魅力です。
複勝よりも少しだけ難易度が上がりますが、複数の馬を同時に見る練習になります。
「この馬は堅実だけど、もう1頭穴馬が来ないかな?」といったように、予想の幅を広げられます。
複勝で得た馬を見る目に、少しだけスパイスを加える感覚で楽しんでみてください。
慣れてきたら「馬連」で回収率アップを目指す
ワイドで2頭を選ぶことに自信がついてきたら、いよいよ「馬連」に挑戦です。
馬連は、1着と2着に入る馬の組み合わせを当てる馬券で、着順は問われません。
ワイドと比べて的中条件が厳しくなるため難易度は上がりますが、その分配当も高くなり、回収率の向上が期待できます。
的中率と配当のバランスが取れた馬券であり、多くの競馬ファンに親しまれています。
馬連を的中させるには、レースの上位2頭を正確に予想する力が必要になります。
これまで単勝で培った「1着になる馬」を見抜く力と、ワイドで身につけた「3着以内に入る馬」を見つける力を組み合わせ、上位争いをする馬たちを的確に選び抜きましょう。
「3連複」で高配当を狙う
馬連までマスターできたら、さらに上のステップである「3連複」で高配当を狙ってみましょう。
3連複は、1着、2着、3着に入る馬の組み合わせを当てる馬券です。
着順は問われないため、選んだ3頭が順番に関係なく3着以内に入れば的中となります。
3頭を正確に選ぶ必要があるため難易度は高いですが、人気薄の馬が絡むと万馬券(100円が1万円以上になる配当)になることも珍しくありません。
3連複は、レース全体を立体的に捉え、上位3頭の力関係を正確に読み解く総合的な予想力が試されます。
これまでのステップで培った知識と経験を総動員して、夢の高配当を目指してみてください。
競馬で馬券の上手な買い方を知らない初心者がやりがちな失敗例

競馬を楽しむためには、負けにつながる行動を避けることも重要です。
特に初心者のうちは、気づかないうちに損をしやすい買い方をしてしまうことがあります。
ここでは、多くの初心者が陥りがちな失敗例を5つ紹介します。
- よく分からないまま全レース買ってしまう
- 当たる確率を上げようと買い目を増やしすぎる
- オッズを確認せずに買って当たっても損をしてしまう
- 負けるたびに買い方を変えて何が悪いか分からなくなる
- 好きな馬や名前だけでなんとなく買ってしまう
よく分からないまま全レース買ってしまう
競馬場に行ったりテレビ中継を見たりしていると、つい全てのレースに参加したくなる気持ちはよく分かります。
しかし、これは初心者が最も陥りやすい失敗の一つです。
競馬のレースには、実力が拮抗していて予想が難しいレースもあれば、実力差がはっきりしていて比較的予想しやすいレースもあります。
よく分からないまま全てのレースに手を出してしまうと、必然的に負ける回数が多くなってしまいます。
上手な人は、自分が予想しやすい、あるいは自信のあるレースだけを選んで勝負しています。
分からないレースは「見(けん)」という選択をする勇気も、勝率を上げるためには必要なスキルです。
当たる確率を上げようと買い目を増やしすぎる
「当たるか不安だから、色々な馬券を買っておこう」と考えて、買い目を増やしすぎてしまうのもよくある失敗です。
確かに買い目を増やせば的中する確率は上がりますが、同時に投資金額も増えてしまいます。
その結果、馬券が的中したにもかかわらず、購入金額よりも払戻金が少なくなってしまう「トリガミ」という現象が起こりやすくなります。
例えば、1,000円分の馬券を買って的中したのに、払い戻しが700円では300円のマイナスです。
これでは勝ったとは言えません。
初めのうちは、少ない点数で的を絞って購入する練習を心がけ、回収率を意識することが大切です。
オッズを確認せずに買って当たっても損をしてしまう
オッズは、その馬券が的中した際に、購入金額が何倍になって戻ってくるかを示す数値です。
このオッズを確認せずに馬券を買うと、前述の「トリガミ」に陥りやすくなります。
例えば、人気のある馬ばかりで組み合わせた馬券は、的中しやすい反面、オッズが低くなる傾向があります。
もしオッズが1.5倍の馬券を1,000円分買って的中しても、払い戻しは1,500円で、利益は500円です。
馬券を購入する前には必ずオッズを確認し、的中した場合にどのくらいの利益が見込めるのかを把握する習慣をつけましょう。
リスクとリターンのバランスを考えることが、上手な買い方への第一歩です。
負けるたびに買い方を変えて何が悪いか分からなくなる
競馬で負けが続くと、「この買い方が悪いんだ」と考えて、次から次へと買い方を変えてしまうことがあります。
しかし、これでは何が原因で負けたのかを分析できず、いつまで経っても予想のスキルが向上しません。
競馬で上達するためには、まずは一つの買い方を決めて、しばらく続けてみることが重要です。
同じ方法を続けることで、「なぜ当たったのか」「なぜ外れたのか」という成功と失敗のパターンが見えてきます。
その経験の積み重ねが、自分なりの勝ちパターンを見つけることにつながるのです。
焦らずに、じっくりと自分の予想と向き合ってみましょう。
好きな馬や名前だけでなんとなく買ってしまう
好きな馬を応援するのは、競馬の大きな楽しみ方の一つです。
しかし、「勝つ」ことを目的とするならば、感情だけで馬券を選ぶのは避けた方がよいでしょう。
馬の名前が面白い、騎手が好き、という理由だけで購入した「なんとなく馬券」は、予想の根拠が薄いため、的中から遠ざかる原因になります。
もちろん、応援の意味を込めて少額で楽しむのは素晴らしいことですが、それと勝負馬券は分けて考えることが大切です。
なぜその馬が勝てると思うのか、自分なりに理由を説明できる馬を選ぶように心がけましょう。
推し馬を応援しつつも、冷静な視点でレースを分析することが、楽しさと勝利を両立させるコツです。
競馬で勝率を上げる馬券の上手な買い方のコツ

馬券の上手な買い方を身につけるには、券種選びや失敗例の回避だけでなく、勝率を上げるための具体的なコツを知ることが不可欠です。
ここでは、初心者からでも実践できる、より戦略的な6つのコツを紹介します。
- 1日の予算を決めて無理のない範囲で楽しむ
- 買うレースを絞り、自信のないレースは見送る
- 初心者でも予想しやすいレースを選ぶ
- パドックで馬の調子を自分の目で確かめる
- 競馬新聞や「netkeiba.com」などの予想サイトを活用する
- 回収率を意識して「トリガミ」を避ける
1日の予算を決めて無理のない範囲で楽しむ
競馬で長期的に楽しむために最も重要なことは、予算管理です。
あらかじめ「今日は〇〇円まで」と1日の予算を決め、その範囲内で馬券を購入することを徹底しましょう。
負けが込んでくると、つい熱くなって取り返そうとしてしまいがちですが、それが一番危険なパターンです。
予算を守ることで、感情的な馬券購入を防ぎ、冷静な判断を保てます。
競馬はあくまで趣味や娯楽の一環として、無理のない範囲で楽しむことが大前提です。
健全な資金管理が、結果的に上手な買い方につながり、長く競馬と付き合っていくための秘訣となります。
買うレースを絞り、自信のないレースは見送る
全てのレースで勝とうとする必要はありません。
上手な人ほど、勝負するレースを厳選しています。
1日に開催される多数のレースの中から、自分が得意な条件のレースや、自信を持って「この馬が来る」と推奨できるレースだけに絞って参加しましょう。
少しでも迷いがあったり、予想の根拠が薄かったりするレースは、思い切って「見送る」勇気が大切です。
レースを絞ることで、一つひとつの予想に時間と集中力を注ぐことができ、結果的に予想の精度が高まります。
「数打てば当たる」ではなく、「狙いを定めて一発で仕留める」という意識を持つことが、勝率アップの鍵となります。
初心者でも予想しやすいレースを選ぶ
競馬のレースには、様々な種類や条件があります。
初心者のうちは、なるべく予想しやすい条件のレースを選ぶのが賢明です。
具体的には、以下のような特徴を持つレースがおすすめです。
- 出走頭数が少ないレース(12頭立て以下など)
- 1番人気のオッズが低いレース(実力差がはっきりしている)
- G1などの重賞レースより、条件戦や未勝利戦
出走頭数が少ないと紛れが起きにくく、実力馬が順当に勝ちやすくなります。
また、G1レースは各陣営の思惑が複雑に絡み合うため、実力差が分かりやすい下級条件のレースの方が、データ通りに決着しやすい傾向があります。
パドックで馬の調子を自分の目で確かめる
競馬新聞やデータだけでは分からない、馬の「当日の状態」を確認できるのがパドックです。
パドックとは、レース前に出走馬が周回する場所のことで、ここで馬のコンディションをチェックできます。
例えば、落ち着いて周回しているか、毛ヅヤは良いか、適度に気合が乗っているかなど、馬の様子から調子の良し悪しを判断する材料が得られます。
入れ込みすぎている馬や、元気がなさそうに見える馬は、本来の力を発揮できない可能性があります。
競馬場に足を運んだ際は、ぜひパドックに立ち寄ってみてください。
自分の目で見た情報が、予想の最後の決め手になることも少なくありません。
競馬新聞や「netkeiba.com」などの予想サイトを活用する
自分一人で予想するのが難しいと感じる場合は、専門家の意見を参考にするのも有効な手段です。
競馬新聞には、各馬の過去の成績や血統、調教の様子など、予想に役立つ情報が満載です。
また、「netkeiba.com」のような競馬情報サイトでは、無料でプロの予想や最新ニュース、詳細なデータなどを閲覧できます。
これらの情報を鵜呑みにするのではなく、自分の予想の参考として活用するのがポイントです。
「専門家はこう見ているけど、自分はこう思う」といったように、自分の考えと比べることで、予想の精度をより高められます。
回収率を意識して「トリガミ」を避ける
競馬で勝つためには、「的中率」だけでなく「回収率」を意識することが不可欠です。
回収率とは、使った金額に対して、払い戻しがどれくらいあったかを示す割合のことで、「払戻金額 ÷ 購入金額 × 100」で計算されます。
この回収率が100%を超えなければ、トータルでは負けていることになります。
的中しても回収率が100%を下回る「トリガミ」を避けるためには、購入前にオッズを確認し、リターンが見合うかどうかを判断する必要があります。
例えば、買い目を5点に絞ったなら、どの組み合わせが的中しても5倍以上のオッズがつくように馬券を組み立てる、といった工夫が求められます。
競馬の馬券の上手な買い方について初心者が抱えがちなよくある質問

競馬を始めたばかりの頃は、買い方以外にも素朴な疑問がたくさん湧いてくるものです。
ここでは、初心者が抱えがちなよくある質問とその答えをまとめました。
基本的なルールや用語を知っておくことで、さらにスムーズに競馬を楽しめるようになります。
- 馬券はどこで買えるの?
- 馬券は最低いくらから買えるの?
- よく聞く「軸馬」ってどういう意味?
- 当たったお金に税金はかかる?
馬券はどこで買えるの?
馬券を購入する方法は、主に3つあります。
一つ目は、レースが開催されている「競馬場」の自動発売機や窓口で購入する方法です。
二つ目は、「ウインズ」と呼ばれる場外馬券発売所で購入する方法で、全国各地に設置されています。
そして三つ目が、パソコンやスマートフォンから購入できる「インターネット投票」です。
JRAが提供する「即PAT」などのサービスに登録すれば、自宅や外出先からでも手軽に馬券を購入できます。
ライフスタイルに合わせて、自分に合った購入方法を選びましょう。
馬券は最低いくらから買えるの?
競馬の馬券は、1点あたり100円から購入できます。
少ない金額から始められるので、初心者の方でも安心して楽しむことが可能です。
例えば、複勝を1点だけ100円で購入することもできますし、いくつかの馬券を100円ずつ、合計500円分購入するといった買い方もできます。
マークカードで金額の単位を指定したり、インターネット投票で金額を入力したりして購入します。
初めのうちは、1レースあたりの購入金額を少額に設定し、たくさんのレースを経験することをおすすめします。
よく聞く「軸馬」ってどういう意味?
「軸馬(じくうま)」とは、そのレースで最も信頼できる、馬券の中心となる馬のことを指します。
例えば、「馬連流し」という買い方では、まず軸馬を1頭決め、その軸馬から他の数頭の馬へ馬券を流すように購入します。
軸馬が1着か2着に入り、かつ流した相手の馬がもう一方の着順に入れば的中となります。
この軸馬選びが、競馬予想の要とも言える重要なプロセスです。
単勝や複勝で「この馬は3着以内に来る確率が高い」と判断できる馬を見つける練習を積むことが、精度の高い軸馬選びにつながります。
当たったお金に税金はかかる?
競馬の払戻金は、法律上「一時所得」に分類され、金額によっては課税対象となります。
具体的には、年間の一時所得の合計額から、経費(当たり馬券の購入費用)と特別控除額(最高50万円)を差し引いた金額がプラスになる場合に、確定申告が必要になる可能性があります。
ただし、外れ馬券の購入費用は経費として認められないのが一般的です。
趣味として楽しんでいる範囲で、年間を通して大きな利益が出ていなければ、ほとんどの場合は心配する必要はありません。
しかし、万が一高額な配当を手にした場合は、税金のことも頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
まとめ:競馬初心者でも馬券の上手な買い方をマスターして楽しもう
この記事では、競馬初心者の方が馬券の上手な買い方を身につけ、競馬をより楽しむための基本的なステップとコツを解説しました。
まずは「複勝」や「単勝」といったシンプルな馬券から始め、徐々に「ワイド」や「馬連」へとステップアップしていくのが上達への近道です。
また、全レースに手を出すのではなく、自信のあるレースに絞って参加することや、予算管理を徹底することも、長く楽しむためには欠かせません。
馬券が的中したときの喜びは、競馬の大きな魅力です。

